働き方

ライターの専門性、広げ方と考え方

専門性が欲しくなる

ライターという職業は不思議というか特殊というか、ぶっちゃけ日本語ができれば誰でもできる仕事です。
ある程度ライティング、ライターの世間に踏み込むと

あれ?これって誰でも書けるんじゃね?
ていうか、これからずっとこんな感じで仕事するの?

という、なんとも言えない感覚に陥ることがあります。

以前、私のブログにこんなことを書きました。

稼ぐことに躍起になっていた私

ライターをはじめた頃はとにかく食わねばと必死でした。
そして書けば書くほど食える、稼げるという案件にたどり着いて、ひたすら書きまくったわけです。

そして、私の手元には何も残っていなかった……。というのが、下の記事に書いてあることなんですが……。

https://emotionc.jp/risky-freelance/

結局、専門性みたいな何かが必要になる

つまるところ、ライターとして生き残るためには何らかの専門性のようなものが必要になると思っています。

いや、専門性でなくともその人にしかない何かが必要だと思うんですよね。

  • 他の人に書けない分野の記事が書ける=希少性がある
  • 文章が魅力的である=あなたじゃないといけない
  • キャラが立っている=よく分からんけど人気がある

どんな手段であれ、他のライターさんと差がつけば良いわけです。仕事にさえ繋がれば、極論、金が稼げれば良いわけです。

他のライターさんに差をつける戦略

最近は減収上等で色々な分野の仕事に手を出しています。

ただし仕事には条件があって「他のライターさんにはなかなか書けなさそうな案件」に限って書いてます。

初心に戻って実績作り

他のライターさんが書けなさそうな案件だからと言って単価が特別良いとは限りません。

ライターは星の数ほどいますから、私よりその分野に長けている方だってたくさんいます。

でも、他のライターさんに差をつけるためには何かしなければいけないわけで、初心に戻って「時給が低くても実績を積み重ねる」ことを重視しています。

キャラ作り(僕にはたぶん無理)

キャラなんて他人様が決めるものですから、キャラが立つ人は勝手に立つと思ってます。
だから私はキャラで生き残ろうとか、キャラを作ろうとか、あまり考えていません。

もちろんブランディングという意味では正攻法に「ITに強いエラマコトさん」というキャラを作る、いや勝手にできあがるくらいがんばり始めました。

最近の修行執筆分野

  • IT技術関連解説
  • プログラミング言語
  • ホワイトペーパー(社外資料)
  • 太陽光発電
  • 人工知能技術
  • 官公庁や論文がエビデンスとして指定される記事

つまるところ、やっぱり他の方が手を出しにくい分野を攻めているわけです。
慣れない分野は筆の進みが遅いものの、知的好奇心を糧にがんばってます。

執筆分野の周辺分野を攻めていく戦略

ひたすら専門性を高く、分野を深く掘り下げることも大切ですが、それだけでいいのかなあ?と最近思い始めました。

上には上がいるのです。どんなに勉強しても勝てない相手はいるのです。

だからライターを起点とした複業も考えています。
ただライティングを利用した複業はあまり意味が無いと思っています。

なぜなら、結局のところ他人と差がつかないから……。

書くことが得意だからライター以外の何か書くことに関係する分野で稼ごう。
この考えは自然だと思います。

でも、誰でも思いつくことだしできちゃうことなんですよね。

ライティングのための専門性?仕事の幅を広げる専門性?

僕の以前の考え方は、ライティングという枠内で専門性を高めることでした。下の図のような感じ。

すべてをライティングという仕事の枠内で考えていたんです。

でもライティングの枠内で収まっていては必ず1vs多の勝負になって、負けたら終わりです……。

そこで考え方を変えて、専門性を高めつつ仕事領域を広げる、できれば複業化するほうが良いのでは?と考え始めました。下の図ようなイメージ。

IT技術・プログラミング・アプリ開発という専門性を、ライティング枠の外に出して、エンジニアという専門性を通り越してもうひとつの仕事にしてしまっても良いのでは?と思い始めました。

エンジニリングに詳しいライターとエンジニア兼ライターはどっちが強い?

私の感覚では圧倒的に後者が強い気がします。

少なくとも、ライターの仕事がなくなっても生きていけます。
そして私と同じライティングレベルのエンジニアがいれば、私は負けます。

現状ではさっきも書いた通り、1vs多です。(ライターvs他ライター)

でも、枠組みをずらせば

1vs少数(ライティングレベルで同等かつ現役のエンジニア)

ですから、勝負に勝てる、生き残れる確率は格段に上がります。

生き残り方は人それぞれだけど、現状維持は潰れると思う

この記事に書いたことは私の個人的な思いですし、これから戦略は変わるかも知れません。

ただ現状は、エンジニアという職種にも進出できるスキル磨き、執筆分野を広げる戦略をとってます。戦術はプログラミング言語習得やwebサービス、アプリ開発のための勉強です。

ま、こんなことを書いてますが、ブログを書くならさっさと仕事しろって話もありますね。テキトーにがんばります。